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耳かきのいろいろ

耳掻きそのものの形状は変わらないが、異なる素材によって作られることもある。竹のほか、木(ツゲが多い)やプラスチック、金属(ステンレス、銀、18金、チタンなど)、象牙、鼈甲、クジラのヒゲ、動物の角などが用いられる。竹や木にはニスや漆で塗装されたものもある。使用しないときの安全性向上や携帯する際の利便性向上のためにキャップが付けられているものや、専用の容器に納められたものなどもある。紙軸の綿棒の片側がへら状になっているものも市販されている。

また、近年においては、先端がへら型ではないものも市場に多く出るようになってきており、以下に代表的なものを紹介する(タイプ別は商品の説明によるものなどで、正式なものではない)。

  • 円盤型
    • ステンレスなど金属製のもので、先端に数枚の円盤が軸に直角に取り付けられているもの。この円盤の円周によって外耳道の皮膚をこすって耳垢を取る。大工が、釘の頭を耳掻き代わりに使っていたことにヒントを得て作られたと言われている。
  • スパイラル型(コイル型)
    • 細い針金をコイル状に巻き、その隙間によって耳垢を取る。軸の外周にコイルを備えたものや、先端にコイルのみを備えたものなどがある。上記の円盤のバリエーションとして、ネジのようになっているスパイラル型もある。
  • ののじ(ループ式)
    • 細い針金をループ状にし、そのループのサイズを変えたものを2個または3個備えたもの(ループが1つのものもある)。ループは曲がったへらのようになっている。
  • シリコンチップ
    • 上記の円盤型とスパイラル型の折衷タイプのようなもので、先端がシリコンチップにて作製されている。

   


これらのほか、通常の耳掻きと同様な先端形状を持つが、透明プラスチックで作られ、柄の部分に内蔵された照明によって、耳の中を照らすことができるものがある。また、照明と同時に簡易なファイバースコープを備え、みずからの耳の穴を視認しながら耳掻きを行えるものもある。電動吸引ポンプにホースでつなげることにより、取った耳垢をその場で吸い込めるものも市販されている。
なお、こうしたへらを備えず、単に耳垢をポンプにて吸引するという装置もあるが、耳鼻科医によって注意がうながされ、実際にもあまり効果的ではなかったため、現在ではあまり用いられない。
裁縫用具のひとつであるゴム通し(紐通し)にも、片側が耳掻きになっているものがある。

耳掻きの代用品として用いられることがあるものは、シャープペンシルの先端(危険である)、爪楊枝の頭(丸棒状で段差がつけられているものが使いよい)、木ネジ(危険である)、釘の頭、マッチ棒、ゼムクリップなどがあげられる。ボールペンのように、皮膚に色がつくものは、たとえ耳に入るサイズであっても耳掻きの代用としては適さない。シャープペンシルの先端などでは、耳をかくことはできても、耳垢をとることはできない。






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